当社は、10月1日より環境配慮型室内仮囲い「スライドパネル」に、「異彩を、放て。」をミッションに障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指す企業 ヘラルボニー様と契約を結ぶ作家のアート作品8点を起用しました。
この取り組みは、環境負荷を抑えたスライドパネルに彩りを加え、無機質な仮囲いをギャラリーのように演出し、環境と社会の新しい価値をつなぐ 次世代のインテリアソリューション、という「多様性 × 芸術 × 環境」の融合を形にしたものです。
アートの力で空間を彩り、
通り過ぎる人々の心に感動を届けるーー
スライドパネルは、単なる仮囲いから、
未来を象徴する存在へと進化します。


ヘラルボニーとは
「異彩を、放て。」
ヘラルボニーは、障害のあるアーティストの作品と社会をつなぎ、さまざまな場面でアートとの出会いを生み出すクリエイティブカンパニーです。異彩を放つ作家とともに新しい文化を築きながら、アートライセンスを活用し事業を展開しています。
プロダクトや空間デザイン、企業・自治体との取り組みなどを通じて、アートを社会に広げ、未来を彩る新たな可能性を創造しています。
アーティスト紹介
スライドパネルが彩る空間では、まるでギャラリーのように、人々の目と心を惹きつけ、新しい発見や感動を届けます。それぞれの作品には作家ならではの世界観や思いが込められており、力強いメッセージを放っています。いずれも独自の感性と自由な表現が息づき、鮮やかな色彩や伸びやかなタッチ、個性豊かなパターンが目を引きます。 今回起用した8作品は、全国各地の出身アーティストによるものです。

「花 束」
竹内 聖太郎
多夢多夢舎中山工房(宮城県)
いつも一番乗りで、多夢多夢舎の一日は、彼のあいさつから始まる。
はじめは小さな丸を並べるだけだったが、サインペンを使うようになってから全体を観て余白を生かすようになった。
絵の具、色鉛筆を駆使して、デザイン性の高いものを仕上げている。一度会った人の名前は(たまにしか)忘れない。

(無題)(家)
八重樫 季良
「るんびにい美術館(岩手県)
色鮮やかな作品の中に、目を引く四角や丸の白い空間。一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物や乗り物だと知ったら多くの人が驚くだろう。
子どもの頃、彼はこの表現様式を誰に習うことなく独創によって生み出す。以来、半世紀余りにわたってただ一つの手法で創作し続け、その作品数は数百点に及ぶとされる。アトリエの一角で、机からはみ出るほどの大きな画用紙に、フェルトペンを握りしめながら大きな定規を巧みに扱う彼の姿からは、何年もの長い年月を感じ取ることができる。

「海へ」
伊賀 敢男留
個人(東京都)
1988年、東京生まれ。
2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに、以後毎年作品を発表している。自閉症のため会話は苦手、それでも人が好きで初めての人に会うことにも躊躇はない。また音楽も大好きで、20年間チェロを習っている。

marina
個人(東京都)
東京都内特別支援学校在学中。お寿司とゲーム(マリオカート)と、お料理するじち、絵を描くことが大好き。シール、スタンプ、ドリッピングなど様々な絵作りをするなか、一番気に入っているものは、古代なのか宇宙なのか未来の言語なのか、彼女なりのタイポグラフィをノート一面に書き綴っているものである。

「Space Time」
輪島 貫太
個人(石川県)
2歳のころ、動物に興味を持つようになり絵を描くようになる。 成長とともに落語やおもちゃ、アニメなど、その時々で興味あるものを集合させて描くのが好き。将来の夢は、自分の絵やキャラクターたちを使ったアニメーションを作ること。アニメのキャスティングやシナリオを考えながら日々創作活動に励んでいる。

「優しいクジラ」
澁田 大輔
ともにー(和歌山県)
1995年、生まれ。和歌山県在住。
動物が好きで、水族館や動物園に行って、インスピレーションを受けている。
頭の中で思い描く世界を下描きなしで、思いのまま自由に描くことで生き生きとした作品に仕上がる。

「無 題」
GAMON
一般社団法人HAP(広島県)
1999年、広島市生まれ。
通っていた施設の本棚にあったマグリットの作品集に出会い、15歳の時に絵画制作をはじめる。描いたアートを見てもらうことが喜びであり、ひとつひとつの線を、かたちを、驚異的な集中力で描く。
その集中力は人から話しかけられても気づかないほど。小さなものから大きなものまで特徴的な色彩感覚で、キャンバスを埋め尽くす。どこかエスニックでありながら、神秘的な彼の作品群は老若男女幅広い視線を集める。

「トウメイナヘイオン」
Fuco:
個人(佐賀県)
2000年、生まれ。
ほんの暇つぶしにマルを描き始めて5年。近年はマル以外のモチーフも描くようになりました。
マル、サンカク、シカクのモチーフを自由に、長く大きなカンバスに飽きることなく、日々描き続けます。
コミュニケーションとして発する言葉は僅かですが、頭に浮かんだであろう言葉を繰り返し呟くことがあります。言葉と一緒に、作品が生まれて行くことも。彼女だけが見ている、感じている世界が作品を通じて、ゆっくりカラフルに表現されています。
これからも、環境に配慮し多様性を大切にしながら、
空間に新しい価値を創造します。
ヘラルボニー様の取り組みに共感し、
スライドパネルを通じてそのメッセージを
共に広げていきたいと考えます。
空間に新しい価値を創造します。
ヘラルボニー様の取り組みに共感し、
スライドパネルを通じてそのメッセージを
共に広げていきたいと考えます。